2015年01月17日
緩和ケアの定義
要するに、緩和ケアは、クオリティー・オブ・ライフと言われる、生活の質や生命の質を改善するためのアプローチとして、定義づけられています。
また、家族が、患者の病気や死別後の生活に適応できるようサポートするのも、緩和ケアの目的でもあるのです。
緩和ケアは、治癒を目指す治療が絶対的に有効なものではなく、患者に対する全人的なケアこそが最良とするものです。
欧米に比べると、日本の緩和ケアの現状に近く、日本の経験とそのまま同時並行のような印象をぬぐえないものです。
まさしく緩和ケアの目標というのは、患者とその家族が、可能な限りの最高のクオリティー・オブ・ライフを実現することにある、と定義されています。
そのため、末期の人だけでなく、早い病期の人でも、治療と同時に緩和ケアを実施すべきであると言われています。
そして、障害にならないように、予防や対処をすることが、緩和ケアの目的でもあります。
緩和ケアは、痛みや苦痛を伴う症状から解放してくれるもので、生命を尊重して、死を自然の過程と認めるという見地にあるものです。
そして、末期患者だけでなく、診断時から治療と同時に並行して、緩和ケアを取り入れることで、多くのメリットが得られるのです。
すなわち、緩和ケアの根本的な目標は、患者と家族に対して、良好な生活の質を実現させてあげることにあるのです。
そして、一方で、オーストラリアでの緩和ケアの定義というものが存在しています。
Posted by レイカ at 07:30
│病気治療と健康促進の方法